雪菜は仙台の伝統野菜の一つで、雪や寒さに耐え、自らを縮ませながら甘みや独特の苦みを蓄えます。
ビタミンAやC、カリウムが豊富で、風邪予防にも効果が期待できます。
アクが少なく、おひたしや汁物以外に、炒めものにもよく合います。
今回のレシピは新春に向けて、お祝い事などの席にもぴったりな押し寿司に雪菜を入れました。
雪菜と聞くと地味なイメージがあるかと思いますが、華やかな一品です。
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- 米2合
- すし酢
(米酢:大さじ4/砂糖:大さじ2/塩:小さじ1) - 雪菜2株
- 白ゴマ大さじ1
- 甘塩鮭2切れ
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- 卵4コ
- 下味(砂糖:大さじ3/塩:ふたつまみ)
- 塩少々
- サラダ油少々
- イクラ大さじ2~3
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- ❶米を研いで吸水させてから炊飯する。炊きあがったらすし桶か大きめのボールなどにうつし、すし酢をかけ、切るように混ぜる。うちわであおぎ、冷ましてつやを出す。
- ❷雪菜は塩とサラダ油を入れて茹で、水気を絞り、みじん切りにする。
- ❸甘塩鮭を焼いて、骨と皮をとってほぐしておく。
- ❹卵に下味をつけてときほぐし、サラダ油を引いたフライパンで炒り卵を作る。
- ❺❶を2等分にして、1つには雪菜と白ゴマを混ぜる。残りのご飯に鮭のほぐし身を混ぜる。
- ❻18cmのケーキ型か15cm大きさのバットにラップを敷いて、炒り卵を敷きつめる。その次に雪菜の混ぜご飯を敷きつめて上から押し、更に鮭の混ぜご飯を敷きつめて上から押す。上下を返して、食べやすい大きさに切り、上にイクラをのせる。
- 茜先生のワンポイントアドバイス
- 雪菜などの青い野菜を茹でる時に、油を少々加えて茹でると緑色がくすみにくくなります。ビタミンAは油溶性なので、身体にも吸収されやすくなり、一石二鳥です。
すし酢と混ぜると、酸で茶色になりやすいので、是非この茹で方で茹でていただきたいです。